小さな手づくり焼き菓子たちと、
くすっと笑顔になるネーミング
商店街の西端に店を構えて約80年。明治から続く嬉野でも最も古いお菓子屋さんのひとつです。店内に入ると、ガラスのショーケースに並ぶ、ユニークなネーミングのお菓子たち。「15(イチゴ)の夜」、「20歳のめぐりあい」「3歳のガキんチョコ」「茶丸くん」。お菓子作りは奥さん、ネーミングは旦那さんの担当。思わず「なんでこのネーミングなの?笑」とツッコミたくなる、笑顔をくれる御歌屋の焼き菓子たちです。
チーズまんじゅうができるところ
先代の和菓子屋から、焼き菓子屋さんに
店の奥にある厨房で、朝から小さな焼き菓子をつくる奥さん。実は、元海上自衛隊員。スレンダーでサバサバした奥さんの印象とは対象的な、女性らしく可愛い手づくり菓子。20年前に家業を継ぐために嬉野に戻り、和菓子職人の父から学んだ菓子づくりの知識を元に、奥さんオリジナルの焼き菓子店に。先代の頃から使っている秤や落雁の型は今も現役。創業当時からある銘菓「ひき茶もなか」も、根強いロングセラーです。
暮らしの中のお菓子
寄り道してつい買いたくなるお菓子
チーズまんじゅう、ソフトクッキー、どら焼き、イチゴ大福など、しっとり系の焼き菓子が中心。嬉野茶や紅茶を生地に練り込んだお菓子も豊富。全て小分けで販売されていて、ひとつ110~130 円とお手頃。食べたいときに食べたいだけ選んで買えるって、なんか嬉しい。生菓子や土産菓子が多い街なかのお菓子屋さんの中でも、まち歩きや日々の寄り道にピッタリなお菓子が揃っています。
御歌屋にまつわるストーリー
音楽好きはもちろん、自分探しの旅や結婚前のカップルにぜひ
売り子は旦那さん。お菓子の営業そっちのけで、福山雅治、尾崎豊など、男気溢れるミュージシャンや俳優のことを語り出したら止まりません。語るのは歌詞や曲のウンチクではなく、その人の生き方や人生観。その口から次々と語られる「男気エピソード」は、お菓子を買いに来たのに、心や人生観まで洗われてしまうほど。「カップルが来たら、俺はいつも男に早く結婚しろって言ってやるんだ。」結婚を決めない男にお悩みの女性はぜひ。
販売店
Shop Info
営業時間 | : | 8:00~19:00 |
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店休日 | : | 隔週木曜日 |
住所 | : | 〒843-0301 佐賀県 嬉野市嬉野町下宿乙 608-2 |
TEL | : | 0954-42-1054 |