西九州中から野菜や食材が集まる、
街なかの台所。
店先に旬の野菜やその日オススメの食材が並び、近所でなくとも、旅の途中に覗きたくなる街なかの台所。鹿島、白石町、佐世保など、西九州中の農産物や旨いものを、市場や産地に出向いて吟味し、その日に一番いいものを仕入れるというのが「きはら」スタイル。「いつも揃えておくというよりは、その時にいいと思ったものを提供したい」という店主の木原兄弟。毎日違った食材との出会いが、嬉野の食卓の豊かさを支えています。
よもぎだんごがつくられるところ
エメラルドのように美しく蒸しあがる瞬間
朝9時。朝の陽射しを浴びながらよもぎだんごが蒸しあがる時間。蒸したては美しいエメラルドグリーンに輝きます。母から受け継いだよもぎだんごづくり。やわらかさとなめらかさの要であるよもぎは、だんごを握った手の感触で行き着いたこだわりの素材。毎日手づくりのよもぎだんご、日替わりで芋もち、ソーダまんじゅう、彼岸や正月には、おはぎやつきたてのお餅など、季節や曜日によって変わります。地元で愛されるおやつです。
食彩市場きはらの日常風景
兄弟家族、それぞれで得意分野を
地元の魅力的な食で溢れる、兄弟家族で営む食菜市場きはら。弟・勇人さんの目利きで仕入れる新鮮野菜。農家から直接仕入れるみかんやマンゴーなどは大好評で、価格もリーズナブル。兄・靖弘さんは配達と食料品担当で、旨いものを探しに佐世保あたりまで足を伸ばすのが楽しみなんだとか。お惣菜とおやつは奥さま方。仕入れた食材を使ったお弁当やお惣菜はまち歩きのお供に、食卓にもう一品ほしいというときに重宝します。
靖弘さんの日々
街なかをもっと盛り上げる、そのためにはまず自分が楽しむ。
靖弘さんは商店街のまとめ役。冬のあったか祭りや風鈴夜市などの準備を、仕事の合間をぬって、あちこちを行ったり来たり。音楽仲間と一緒にはじめた街なかライブ「YOU音」を主催したり、店の前の坂道を「湯の端坂」と命名し、近隣の店と共にうなぎやカレーをテーマにしたフェアを開催したりと、街なかを盛り上げようと動き回っています。大変なこともありますが、最後は街を楽しむこと。それが、街なか暮らしの面白さなのです。
販売店
Shop Info
食彩市場きはら
営業時間 | : | 9:00〜19:00 |
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店休日 | : | 不定休 |
住所 | : | 〒843-0301 佐賀県 嬉野市嬉野町下宿乙873-2 |
TEL | : | 0954-42-0377 |