耕作放棄された茶畑と
産地を救う新しいアプローチ
日本茶の産地を襲う、生産者の高齢化問題。嬉野も例外ではなく、特に斜面地につくられた嬉野は、茶畑が小さく生産効率が悪いため、耕作放棄される茶畑が増えています。ティーオイルは、放棄された茶畑を再生する全く新しいアプローチ。放棄畑を借り、茶の実を収集して搾油。搾油後の殻や実は、畑の肥料に使われるのでエコロジー。放棄畑を3年間寝かせて農薬を飛ばし、樹を間引きして、ようやく完全無農薬の茶の実が採れるのです。
ティーオイルが生まれたわけ
茶の実と地元生産者との偶然の出会い
ティーオイルづくりに取り組む二人の青年。福岡出身で嬉野に移住した湯浅さんと、東京で営業を担当する下山田さん。留学先で出会った二人は、共に日本茶の魅力を世界に広めたいと脱サラし、和紅茶専門の卸業で起業。茶畑を歩きまわるうちに出会ったのが茶の実でした。
茶油を研究する二人のおじいさんとの偶然の出会いが、彼らをティーオイルづくりのきっかけでした。
茶油を研究する二人のおじいさんとの偶然の出会いが、彼らをティーオイルづくりのきっかけでした。
ティーオイルがつくられるところ
15年分の思いを引き継いで
日本茶の消費が年々減少する中、おじいさんたちはお茶で新しい産業を作れないかと、15年かけて研究していました。昔自家用につくられていた茶油の可能性に気づき、自前で搾油機や搾油技術を開発。しかし商品化する前に一人が他界。その半年後に偶然訪れたのが、二人の青年でした。最初は怪しがられて門前払いでしたが、熱心に通う二人の根性に負け、この茶油を世に広めてくれと、二人に長年蓄えたノウハウを授けてくれました。